
現地5月10日、フランス1部リーグ・アン第34節が行われ、ASモナコが2−0でリヨンに勝利して来季の欧州チャンピオンズリーグ(CL)出場権を獲得した。その価値ある先制点となったサッカー日本代表MF南野拓実のテクニカルなゴールに称賛の声が寄せられた。
モナコにとって本拠地スタッド・ルイ・ドゥでの今季最終戦に、南野は4−4−2の左MFとしてスタメン出場した。前半は両チームともにチャンスを作りながら無得点に終わると、後半17分に南野にチャンス到来。カウンターから相手陣内の中央でボールを受けると、そのまま前を向いてドリブルで突き進んだ。
相手DF陣も素早く対応し、前、後、右と三方向から南野を取り囲んだが、それでも背番号18は止まらず。鋭いシザースフェイントから縦に切り込むと、密集地帯から左足一閃。懸命に対応したDFドゥイエ・チャレタ・カーの股の間をグラウンダーで抜く技ありシュートをゴール右隅に突き刺した。
これが南野自身にとってリーグ戦6得点目で、欧州CLでの3得点を含めて今季公式戦9得点目(5アシスト)。何より、来季の欧州CL出場権のかかった重要な一戦での非常に価値のあるゴールとなった。