
イングランドFAスーパーリーグのマンチェスター・シティWFCが2024−25シーズンのクラブの年間最優秀選手(エティハド・プレイヤー・オブ・ザ・シーズン)に、なでしこジャパンのMF長谷川唯を選出し、ピッチ上での授賞式シーンが話題となった。
2022年9月にマンC女子に加入した長谷川は、すぐにチームに欠かせない戦力となり、今季はリーグ戦全22試合を含むチーム最多タイの公式戦38試合に出場。高い技術と戦術眼、優れたパスセンスに加えて、中盤アンカー役を務める中で優れたポジショニングから多くのボールを奪取し、守備面でも大きく貢献した。クラブは「28歳となった長谷川は、中盤の要としてすべての場面で試合の流れを左右するメトロノームのような存在でした」との称賛の言葉に加えて、「リーグ最多163回のボール奪取をマークした」とのデータも紹介した。
そして、リーグ最終戦となった現地5月10日のクリスタル・パレス戦の試合後終了後、ピッチ上で受賞セレモニーが実施された。この日もスタメンフル出場して5-2勝利に貢献した長谷川は、チームメイトから背中を押されて前に出ると、笑顔でトロフィーを受け取る。さらにGKキアラ・キーティングにお姫様抱っこ、DFアレックス・グリーンウッドにハグされるなど、仲間たちから温かい祝福を受けることになった。