
5月17日、J2リーグ第16節が各地で行われ、ベガルタ仙台はジェフユナイテッド千葉と対戦。0-0で引き分けたが、その試合後、森山佳郎監督がサポーターに感謝の言葉を送った。
J1昇格を目指すうえで重要なアウェイ2連戦だった。前節は2位の座を懸けてRB大宮アルディージャと対戦したものの、0-3のまさかのスコアで完敗。そこから1週間で立て直しを図ったうえで、首位・千葉のホームに乗り込んだ。
勝負の一戦ということで、サポーターも気合が入る。フクダ電子アリーナの一方のゴール裏を黄金に染め上げたのだが、その数、なんと約2000人。大宮戦と同じ数のサポーターが遠く千葉まで駆け付けたのである。
森山ベガルタはその大声援を受けながら戦ったが、試合はスコアレスドロー。それでも、大宮戦とは違った内容を見せ、シュート数でも枠内シュート数でも相手を上回り、チームの立て直し力を見せつけたのだった。
その試合後、アウェイ2連戦の1分1敗をどのように受け止めているのか指揮官に聞くと、試合前に「勝ち負けは監督の責任だけど、すべて出し切れないのは選手みんなの責任だからな」と発破をかけたことを明かしたうえで、サポーターへの想いを熱く言葉にしたのだった――。