
現地3月13日、欧州ヨーロッパリーグ(EL)のノックアウトフェーズ・ラウンド16の第2戦が各地で行われ、サッカー日本代表MF久保建英が所属するレアル・ソシエダ(スペイン)は1−4(2戦合計2−5)でマンチェスター・ユナイテッド(イングランド)に敗れ、ベスト16敗退となった。その中で久保が披露したドリブルシーンに注目が集まった。
本拠地レアレ・アレーナで行われた1週間前の第1戦は1-1をドローで終えて敵地に乗り込んだソシエダは、リーグ戦で温存した久保を含めた主力メンバーがスタメン出場。すると前半10分、久保のパスが起点となって獲得したPKをミケル・オヤルサバルが決めて先制点を奪う。しかし、その後にマンチェスター・ユナイテッドに2本のPKを献上して逆転を許すと、後半18分に決定機をファウルで阻止したホン・アランブルが一発退場で数的不利となり、さらに失点を続けて終了のホイッスルを迎えた。
その中で久保は何度もドリブル突破を試みた。最も“惜しかった”のが、前半32分のプレーだ。
相手陣内右サイドのタッチライン際でパスを受けた久保は、いったnボールを下げた後にライン間で再びパスを受ける。すぐに元レアル・マドリードのMFカミゼーロがボールを奪いに来たが、巧みなダブルタッチでタックルを華麗にかわしながら前を向くと、DFエーデンーデン・ヘブン、MFブルーノ・フェルナンデスのプレスを掻い潜りながら力強いドリブルでゴール前正面まで持ち運び、左足シュートを放った。
結果的には、最後まで対応したマタイス・デ・リフトの体を張ったブロックにシュートを阻まれることになったが、ボールを受けてからフィニッシュまで、ゴールへの期待感を持てるシーンだった。