
3月12日、サンフレッチェ広島はACL2の準々決勝第2戦に挑んだ。この試合で、18歳の天才MFが決めた衝撃のゴールが大きな反響を呼んでいる。
広島にとっては得点を重ねたいゲームだった。というのも、ホームで行われたライオン・シティ・セーラーズ(シンガポール)との第1戦は、6-1で快勝していたものの、新加入のFWヴァレール・ジェルマンが3試合の出場停止中だった中で出場したことが問題となって、没収試合に。広島にとっては0-3での敗戦扱いとなり、第2戦では最低でも3得点が必要だった。
しかし、先制点を決めたのはホームチーム。前半20分の時点で、広島は4点ビハインドとなる。
その流れの中でゴールを決めたのが中島洋太朗だ。中島は2006年生まれで、2023年9月に17歳にしてプロ契約を勝ち取る。昨年、Jリーグデビューを果たすと、12試合に出場している若手だが、この試合で先発出場すると、前半34分にゴール前で得たFKを直接決めて見せた。右足から放たれた弾道は綺麗な縦回転の弧を描いて、1点を返したのである。