
3月2日、J1リーグ第4節が行われ、サンフレッチェ広島が1−0で横浜FCに勝利し、開幕3勝1分けと無敗を継続した。その決勝点となった大卒ルーキーFW中村草太の“キャプテン翼の必殺技”のようなゴールが話題となった。
エディオンピースウイング広島に2万5043人の観衆が詰めかけた中で行われた一戦。ホームの広島は、立ち上がりからボールを支配してチャンスも作るもゴールが遠い展開となり、スコアレスで折り返す。後半になって次々と交代カードを切った中、値千金のゴールを決めたのは、リーグ戦初スタメンとなった背番号39だった。
後半33分だった。中盤左サイドでFWジャーメイン良が前を向く。相手DFにタックルに遭うも、そのこぼれ球を拾ったMFトルガイ・アルスランがドリブルで持ち運ぶと、オフサイドラインと駆け引きしながら動き出したFW中村の元へ絶妙のタイミングでスルーパスが送られた。
そのパスがやや長くなった。しかし、中村が諦めることなくボールを追いかけると、前に飛び出したGKフェリペ・メギオラーロのクリアボールが中村の足に当たり、跳ね返ったボールがそのままゴールインした。