福田師王のドイツ奮闘記「Tor!ゴール」新連載(3)前編 「右足ダイレクトで冷静に決めた」福田師王が語るブンデス初ゴールとドイツ代表のライバル「自分のほうができる」ゴール前の勝負の画像
待望のブンデスリーガ初ゴールを決めた福田師王。そのゴールと今シーズンの前半戦を振り返る。撮影/渡辺航滋(Sony α‐1使用)

 ついに、福田師王(20)がやってくれた! 高校卒業後すぐに、欧州5大リーグのひとつ、ドイツ1部ボルシアメンヘングラッドバッハ(以降、ボルシアMG)に加入。昨年1月にトップチーム入りを果たしたが、その後は、出場機会に恵まれているとは言えなかった。
 だが、その数少ないチャンス、2024-2025シーズン2回目の出場となるウォルフスブルク戦で、ドイツ1部で待望の初ゴール! 20歳9か月6日でのブンデスリーガ得点は、宇佐美貴史(ホッフェンハイム)の20歳4か月10日には届かなかったものの、香川真司(ドルトムント)の21歳5か月25日を抜いて、日本人として2番目の年少記録となった。
 今後のさらなる活躍が期待されるサッカー日本代表の「ラストピース」、福田師王の連載3回目は、ブンデス初ゴールに加えて、今シーズンの前半戦を振り返ってもらった! イングランド遠征がことのほか楽しかったみたいです!!

■「今度はチームを勝たせるゴールを決めたい」

 皆さん、こんにちは! 福田師王です。ブンデスリーガは後半戦がスタートしましたが、僕もトップチームでのスタメン出場を目指して毎日、練習やトレーニングに取り組んでいます。それにしても、こっちは寒いっ!
 今年に入ってから出場機会が少しずつ増えてきて、ヴォルフスブルク戦でブンデスリーガ初ゴール(ドイツ語でMein erstes Tor!と言います)を決めました!! キツい思いをしながらここまでやってきたので、本当に嬉しかったです! すぐに(板倉)コウ(滉)くんが駆け寄って来てくれました。 
 後半25分から出場して、44分に決めたんですが、ゴールはアルザーヌ・プレアのスルーパスに抜け出して、右足ダイレクトでした。キーパーの位置を見極めて、冷静に決められたと思います。今度はチームを勝たせるゴールを決めたいですね。
 

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