デンマーク1部ブレンビーに所属するサッカー日本代表MF鈴木唯人の鮮やかなループ弾に注目が集まった。
現在23歳の鈴木は、市立船橋高校から2020年に清水エスパルスに加入したパリ五輪世代のアタッカー。2023年8月に自身2度目の海外挑戦としてブレンビーに加わると、昨季はプレーオフを含めてリーグ戦26試合に出場して9得点8アシストの大活躍を披露した。迎えた今季は、年内までの前半戦全17試合にスタメン出場して6得点2アシストの成績を残している。
そしてリーグ後半戦開幕を2月14日に控える中、ブレンビーは1月26日にクラブ親善試合としてフレドリクスタFK(ノルウェー)と対戦した。45分2本と追加の10分1本で行われた中、鈴木は2本目から出場すると、3本目の試合終了間際に美しいゴールを決める。
恐ろしいほど落ち着いていた。3本目の2分、相手陣内の右サイドの後方からボックス内に放り込まれたロングボールに走り込んだ鈴木は、相手マークを引き連れながら胸トラップでボールを収める。そしてボールがワンバウンドした後の浮き球をそのまま右足シュート。角度のないところから放たれたループシュートは、美しい弧を描いてGKの頭上を通り越してゴールネットを揺らした。