イタリア1部セリエAのパルマに所属するサッカー日本代表GK鈴木彩艶のスーパーセーブ連発の映像に驚嘆と称賛の声が寄せられている。
ベルギー・シントトロイデンから昨年夏にパルマに加入した鈴木は、シーズン開幕から定位置を掴んだ。そして出場停止だった第4節以外はゴールマウスを守り、チームが低迷する中でも奮闘を続け、確かな経験を積みながら評価を高めている。
迎えた2025年、現地1月5日に行われたセリエA第19節のトリノ戦では、0-0の試合の中で好セーブを連発し、POTM(プレーヤー・オブ・ザ・マッチ)に選出された。そして、試合を中継したDAZNが、日本語版公式エックス(旧ツイッター)に「パルマの砦」「神セーブ×2」として、鈴木の2つのスーパーセーブを紹介した。
1つ目は前半9分のシーン。トリノの背番号10のMFニコラ・ブラシッチが右サイドから正確なクロスをゴール前に送り込んだところに、FWチェ・アダムスがフリーの状態からヘディングシュート。GKが反応しづらい足元のコースを狙い、地面に叩き付ける完璧なヘディングだったが、これに鈴木が身長192cmの巨体を倒しながら左手で弾き出した。
2つ目は前半18分、再び右サイドからのクロスにアダムスが中央で、今度は右足ダイレクトボレーを放ってゴールマウスを捉えたが、これにも鈴木が驚異的な反射神経で反応して左手セーブ。トリノの選手たちは頭を抱えるしかなかった。