現地時間1月3日、ポルトガル1部リーグ第17節が行われ、ヴィトーリア対スポルティングの試合は4-4の引き分けに終わった。点の取り合いとなった試合で、スポルティングに所属するサッカー日本代表MF守田英正の“お膳立て”アシストに注目が集まった。
昨年11月にルベン・アモリム監督をプレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッドに引き抜かれたスポルティング。クラブOBのジョアン・ペレイラ氏を新監督に迎えたが、リーグ戦5試合2勝1分け2敗で首位の座を明け渡して早期解任。昨年末にルイ・ボルジェス監督を招聘して仕切り直している。
その新体制2試合目の後半12分、スポルティングの3点目だった。ゴール前でパスを受けたジェニー・カタモのドリブル突破は防がれるも、そのこぼれ球に守田が反応。ボックス内から一旦、左後方へボールを送って相手DFの目線を食い付かせると、マキシミリアノ・アラウホからの浮き球のリターンパスを受け、絶妙のタイミングで裏へと抜け出した。
さらに、ここからが実に冷静だった。浮き球のパスがやや長くなったところで、守田は慌てることなく、ジャンプしてからの優しいヘディングで真横にいたヴィクトル・ギェケレシュへラストパス。今季の得点王レースを独走し、この日すでに2得点をマークしていたエーFWは、難なく右足でゴールへ流し込んだ。