イングランド・プレミアリーグのリバプールに所属するサッカー日本代表MF遠藤航が披露した絶妙タッチのラストパスが話題になった。
昨夏にドイツのシュトゥットガルトからリバプールに4年契約で加入した遠藤は、徐々に出番を増やしながらユルゲン・クロップ監督の信頼を勝ち取り、12月にクラブ月間MVPされるなど最終的にリーグ戦29試合に出場した。だが、アルネ・スロット新監督となった今季は、オランダ代表ライアン・フラフェンベルクのブレイクもあって、チームがリーグ戦開幕14試合を11勝2分け1敗で首位を走る中、遠藤は出場6試合でプレータイムは20分に止まっている。
その“不遇”の状況が続く中、クラブが公式エックス(旧ツイッター)でチーム練習の様子を公開した。主役は遠藤。狭いピッチの中でのゲーム形式のメニューで「ビブなし」チームの日本代表主将は、相手DFラインの手前でパスを受けると、密集地帯で素早く前を向く。そして右足でボールを浮かせて相手のプレスを無効化する絶妙のラストパス。フリーで裏に抜け出したハーベイ・エリオットが、左足ダイレクトで難なくゴールを決めた。
この得点シーンに、周囲からは歓声と拍手が沸き起こり、スロット監督と思われる人物の「WATARU!」と興奮する声も収められており、スローモーションの演出も付けられている。