12月15日、サッカー元日本代表の松井大輔氏の引退試合が行われた。その試合で、驚きのゴールが生まれた。
1981年生まれで現在43歳の松井氏は、2023年のプレーを最後に現役生活に終止符を打っていた。サッカー日本代表として積み重ねたキャップ数は「31」。2010年FIFAワールドカップに出場するなど、輝かしい経歴を誇った。
その引退試合に駆け付けた面々も豪華ならば、見せたプレーも天才級だった。中でも注目を集めたのが、小野伸二氏。すでに引退している小野氏は久々のピッチに先発出場すると、前半33分に魅せる。
相手陣内右サイドにいた本田圭佑が、攻め手に背を向けた状態でボールを持つも、一瞬の動きでゴール前に左足クロスを送る。それをペナルティエリア中央で受けたのは小野。右足のアウトサイドで吸い付くような神トラップを見せると、右足でヒールシュート。意表を突いたこの一撃に、相手GKも反応できず。見事にゴールネットを揺らすことに成功している。
小野氏は現役時代からその技術で日本一と称賛され、たびたび“神トラップ映像”を公開していたが、それが健在であること、そして、アイデアがさびついていないことを鮮やかに証明してみせた。