「支持されてて笑う」J3宮崎のマスコット、「(仮称)が正式採用」の危機!? 選挙におけるSNSの力に「やっぱり」「シュールさで勝てないって」などの声の画像
テゲバジャーロ宮崎のマスコットのネーミングが、話題になっている 撮影:中地拓也

 J3のテゲバジャーロ宮崎が、ちょっとした混乱に陥っている。多くの人の選択でマスコットの名前を決めるという楽しい企画が、思わぬ方向へと進んでいるのだ。

 Jリーグに、新たな家族が加わる。Jリーグを戦うようになって4年目の宮崎に、マスコットが誕生したのだ。

 モチーフは、「みやざき犬」で、男の子という設定。将来の夢はJリーガーで、宮崎弁で「とても」を意味する「てげ」が口癖だという。

 選手たちと同じユニフォームを着て、耳が垂れたかわいい子犬というデザインは完成しており、すでに今季ホーム最終戦となった第37節のY.S.C.C.横浜戦の後には、ピッチに登場。愛らしい姿で、ファンを喜ばせていた。

 残すところは名前の決定だけだが、ここでクラブは粋な計らいをした。名前を一般公募したのだ。

 11月26日まで募集され、応募数上位3案とクラブ選定の2案が決選投票に進むことになっていた。同27日には、その決戦進出5案が発表されたのだが、ファン投票で思わぬ結果が出た。クラブが発表時に使用した仮称が、まさかの予選トップ通過を果たしてしまったのだ。

 11月20日に今回の名前募集企画を告知する際、クラブはSNSでマスコットのデザイン画像を「仮称)テゲバわんちゃんの名前募集(予選)について」というタイトルとともに投稿した。この「仮称」が、ファンの心をわしづかみにしてしまったようなのだ。

 27日に発表された予選の投票結果によると、「テゲバわんちゃん」が最多票を集めた。「テゲわん」「ジャーロくん」といった案を抑えて、仮称がトップで決選投票へと進んだのだ。

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