「ギラッギラでわろた」J1湘南と提携の英プレミアクラブの「黄金ユニフォーム」に賛否!「ウケ狙ってる?」「ドナルド・トランプのパジャマみたい」などの声の画像
プレミアクラブが黄金ユニフォームを発表した(写真はイメージです) 撮影:中地拓也

 イングランド・プレミアリーグのウルバーハンプトンが発表した特別ユニフォームが、世界を驚かせている。かなり個性的な「黄金ユニフォーム」に、賛否の声が上がっている。

 ウルバーハンプトンは1877年に誕生した、歴史あるクラブである。現在のイングランドのトップリーグであるプレミアリーグでの優勝経験はないが、かつての1部リーグであるファーストディビジョンでは、1960年までに3度チャンピオンに輝いている。現在はプレミアリーグを戦い、その名声は海を越えてJ1の湘南ベルマーレとパートナーシップを結んでいる。

 そうした豊かな歴史に目を向け、クラブは特製のユニフォームを作成した。今からちょうど70年前、現在のUEFAチャンピオンズリーグにつながる一戦を行ったことを現代に伝えるユニフォームだという。

 ウルブズは前述のファーストディビジョンで、1953-54シーズンに初優勝を果たした。イングランド王者となったウルブズは1954年、ハンガリーのホンベードを迎えて親善試合を行った。

 当時のハンガリー代表は1952年にオリンピックで金メダルを獲得し、翌年にはイングランド代表をウェンブリーで6-3で破るなど、欧州最強チームだった。その代表選手が多く所属していたのが、ホンベードだ。

 イングランド王者としてホンベードを迎えたウルブズは、相当に気合いが入っていたはずだ。当時では珍しいテレビでの生放送が行われるなど、大きな注目を集めていたからだ。

 そうして高めたモチベーションが後押ししたのか、ウルブズは3-2で勝利。このサッカーの母国イングランドと大陸の王者が対戦したことが、CLの前身であったチャンピオンズカップ創設につながったと、ウルブズは伝えている。

 その一戦で注目を集めたものは、他にもあった。選手たちが身にまとったユニフォームである。

 ナイトゲームでのテレビ放送を意識したのか、選んだ色はなんと「ゴールド」。まばゆいばかりのユニフォームでも、観客を魅了したのだ。

 そのホンベード相手の勝利からの70周年を記念して、ウルブズは特別ユニフォームを制作。採用されたのは、もちろんゴールド色だ。

 クラブのSNSによる発表は、世界の人を驚かせた。日本でもベガルタ仙台が採用するなど、ゴールドをクラブカラーにするクラブはある。だが、ウルブズが発表したユニフォームは、あまりにも「ゴールド過ぎる」のだ。

  1. 1
  2. 2
  3. 3