福田師王のドイツ奮闘記「Tor!ゴール」新連載(2)前半 「今は1対1の個人レッスン」ボルシアMG福田師王が語る18歳からのドイツ生活と「日本で食べるのが一番」大好きなネタの画像
真剣な表情で若いファンにサインをする福田師王選手。ファンサービスもプロのサッカー選手として大事な仕事だ。撮影/渡辺航滋(Sony α‐1)

 高校サッカーの強豪・神村学園を卒業後、Jリーグを経ずに欧州5大リーグのドイツ・ブンデスリーガに挑戦。今年1月、トップチームへの昇格を勝ち取った、リーグ優勝5回の実績を誇る名門ボルシアメンヘングラッドバッハ(以降、ボルシアMG)の福田師王。サッカー日本代表の「ラストピース」としても期待される20歳の大型フォワードに、『サッカー批評』では連載を依頼。サッカーから日常まで、福田師王のメンヘングラッドバッハでの日々を、語ってもらった!

■「最近は、日常生活は問題ないレベル」

 少しだけサッカーから離れた話をしてみようと思います。高校を卒業して、18歳でドイツに来て、一人でどういう生活しているの? といったことをよく聞かれますので、その疑問に応えていければと思っています。
 僕がボルシアMGに加入したのは、昨年2023年の1月でした。他のクラブの練習に参加したりもしましたけど、環境などを含めて、ここが一番でした。クラブとのことは、またあらためてお話する機会があると思います。
 まず、よく聞かれるのが言葉をどうしたかということです。高校まではドイツ語をやってなかったので、ドイツに来てから習いはじめました。
 最初の頃は、メンヘングラッドバッハからバスと電車で1時間の街である、デュッセルドルフで学校に通っていました。近いとはいえ、通うのがけっこう大変だったし、正直、こっちのドイツ語学校にはよくあるみたいなんですが、ドイツ語でドイツ語を学ぶという形だったんです。
 僕には難しかったので、オンラインに変えてもらって、今は1対1の個人レッスン。文法などは日本語で説明してもらっています。
 最近は、日常生活は問題ないレベルだと思います。それと、サッカーで必要なことやチームでのことは、ほぼ問題なく理解できていると思います。サッカーをしている選手やスタッフとのやりとりは、言葉そのものだけでなく、わかることがあるんですよね。だから、たぶん、どこの国に行っても大きな問題なくサッカーはできるはずです。ドイツ語に加えて、英語も話せるようになりたいですね。

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