｢三笘薫を活かす｣町田浩樹、｢力を感じる｣伊東純也、｢アシストをつけたい｣中村敬斗、課題は【サッカー日本代表のW杯最終予選｢オーストラリア戦｣と｢11月アウェイ2戦｣の激論】(5)

■｢もう少し工夫がほしい｣セットプレー

大住「オーストラリアは前回の中国戦から先発を６人くらい変えていた。だからフレッシュだったと思うし、その違いが出た面もあるんじゃないのかな」

後藤「それに今回のオーストラリアは、アデレードからさいたま市まで、時差がほとんどない移動だったんだよね」

大住「大きな課題は、コンディションをもう少しうまく見極めないといけない、というところくらいかな。森保監督にもその点については試合後の会見で、反省している節があったよね。それが今後に活きるんだったらいいし、それで勝点をゼロじゃなくて１としたんだから、今回は良しとしないといけない」

大住「あとはＣＫがちょっと気になったかな。ＣＫが９本あったけど、相手を引きつけて堂安律がポストを叩いた１本目以外は、ちょっと工夫がなかったね」

後藤「高さがある相手に対して、あれだけじゃあね。跳ね返されたのをどうするかというのも大事だったし」

大住「１回ショートCKをやろうかというのはあったけど、タイミングを逃した。最近は工夫して結果も出していただけに、９本あったＣＫをうまく活かせなかったのは残念だったな」

後藤「こぼれ球を拾って、チャンスにつなげるという場面はあったけどね」

大住「前半３４分の南野拓実のシュートにつなげたＣＫだね。あれが一番、惜しかったかな」