J2で絶賛売り出し中のストライカー、ジェフユナイテッド千葉の小森飛絢が、また決めた。しかも今度は「オシャレなヒール」でゴールネットを揺らし、話題を集めた。
10月5日に行われたJ2リーグ第34節、2連勝中で6位に付ける千葉は、最下位のザスパ群馬を本拠地フクダ電子アリーナに迎えた。立ち上がりからチャンスを作っていた中で迎えた前半33分だった。
左サイドからの攻撃。DFラインの裏のパスに抜け出した田中和樹が、スピードを活かしてボックス内まで持ち込むと、ポケット位置からフェイクを入れて相手DFの股の間を通すパスを送る。そこに反応した横山暁之がシュート。相手DFがブロックしたこぼれ球が、ゴール中央にいた小森の前に飛んできた。
絶好のチャンスではあったが、小森の左前から相手GK櫛引政敏が素早く距離を詰めてきており、シュートコースを消される形となった。しかし、9月に月間9ゴールを決めて“ノリにノっている”ストライカーは、慌てない。ワンテンポずらした後、左足ヒールで自身の体の後ろ側を通す、巧みなシュートを放ってゴールネットを揺らして見せたのだ。