最大の勝因は最後まで緩むことない「本気度」
後半アディショナルタイム、相手シュートのブロックにはいったMF川崎颯太の左ひじに相手のシュートが当たり、ブラジルのエジナ・アウベシュ主審は「オンフィールドレビュー」でPKと判定。
しかし小久保が自信満々、自分から見て右に跳ぶと、キッカーのドゥンビアはポスト外に蹴ってしまった。明らかに小久保の動きに影響されたミスだった。
小久保と山本にハイライトを当てたが、「勝利」という試合結果は、もちろん、全員の献身で得られたものである。守勢に回っても、相手のパスが出されるところに対するアプローチの速さ、「本気度」は、最後まで緩むことがなかった。それこそ最大の勝因だった。
まさに全員の献身で2連勝、無失点でグループステージ突破を決めた日本。残るイスラエル戦(日本時間7月31日午前4時キックオフ)では、バックアップメンバーを含めた22人の多くを使う形の「ターンオーバー」となるに違いない。そのチャンスを、最大限に生かすことが求められる。
「選手が代わっても日本のサッカーは変わらない」ことを周囲に印象づけ、そして何よりも自分たちの自信とすることで、準々決勝以降の戦いが有利になる。