グループリーグ3戦を完封。パリ五輪の大舞台で奮闘するサッカー日本代表のゴールキーパー、小久保玲央ブライアン。インタビュー第9回は、ジュニア選手へのアドバイスからグローブやスパイクなどサッカー用品の選び方、サッカー少年少女へのメッセージまで、日本の守護神がこれまでのサッカー人生で学んだことを惜しみなく話してくれた!
「プラスアルファをすること」
――では、今、振り返ってみて、ジュニア時代にやっていてよかったなと思う練習はありますか?
小久保 もし、ジュニアの選手にアドバイスをするとしたら、自分に何が足りなくて、これからの自分には何が必要なのかを認識して、自主練習でも、なんでもいいから、プラスアルファをすること。
監督が用意してくれた練習を一生懸命にやることも大切ですが、それだけじゃ足りないんです。低学年からジュニアチームに参加する子たちは、サッカーというものをよく知っていて、自分に何が足りないかを常に考えています。
そこに負けないように、日々、自分に何が足りないか、必要なのかを考えながら練習して欲しいですね。
あと、低学年の子は、パスが来たときは、ここを狙いましょうとか、キーパーだったら、こんなボールのこぼし方をすると狙われますよとか、まずはサッカーの勉強を始めるのがいいですね。そのためには、いろんな試合を見て、いろんな講座を受けること。
自分は今でもYouTubeなどでサッカーの試合をチェックしますし、三笘薫さんや堂安律さんのインタビューを欠かさず見ています。サッカーを知っている人から学ぶという姿勢が、成長につながると思います。