準々決勝進出に尽力「誰がどこをやっていようが食い込みたい」斉藤光毅が考える「エムバペに勝つ」個と日本人の良さ、A代表の左サイド中村敬斗と三笘薫【独占インタビュー6】の画像
最後の強化試合を終えた斉藤光毅らパリ五輪サッカー代表。東京五輪の「忘れ物」を手に入れることはできるのか。撮影/渡辺航滋(Sony α‐1使用)

 パリ五輪でメダル獲得を狙うU-23サッカー日本代表で、エースナンバー10を背負う斉藤光毅(22)。パラグアイ戦では2アシストし、5-0の勝利に貢献。マリ戦では先発出場し、ドリブル突破でチャンスを作り、何度か惜しいシュートを放つなど、1-0での勝利に尽力した天才ドリブラーに、直撃インタビューを試みた。
 第6回は、最近は左ウイングで起用されることも多い斉藤が考える「ストライカーの価値」と、今後のステップアップに「必要なこと」、A代表入りと「ポジションがかぶる」中村敬斗と三笘薫の存在まで、とことん聞いた!

「その選手単体で戦術と言われるように」

――ベルギーリーグはタテへの突破がすごくて、オランダのリーグは戦術的なものが緻密といった話を以前されていましたが、それにプラスアルファ、個の力があるということでしょうか?

斉藤 上に行けば行くほど、個が強くて、戦術はあるけれど、個で剥がすことができれば、監督に何も言われないんですね。前(前線FW)の選手は、個が強ければいい、といったイメージあるので、その選手単体で「戦術」と言われるような選手になりたいなと思っています。

――たとえば、フランス代表のキリアン・エムバペ選手みたいな感じでしょうか?

斉藤 そうですね。これからステップアップしていきたいので、相手はエムバペ級の選手ばかりだと思います。そういう選手に勝てるように、しっかり個を磨いていきたいなと考えています。でも、日本人の良さでもあるので、コンビネーションや、チームとして組織で勝っていくというのもストロングポイントにしながら、やってきたいなと思っています。

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