6月15日に日産スタジアムで行われたJ1リーグ第18節で、横浜F・マリノスのFW宮市亮が決めた完璧なコントロールショットに称賛の声が多く寄せられた。
天皇杯から中2日、首位を走るFC町田ゼルビアをホームに迎えた一戦。今季ここまでベンチスタートが主で、天皇杯はベンチ外と休養十分だった31歳・宮市が、4月7日以来、今季リーグ戦3度目のスタメン出場でピッチに立つと、前半14分に輝きを放った。
横浜FMが中盤からボールを繋ぎ、ヤン・マテウスがボックス内へ浮き球のパスを送る。そのボールに飛び込んだ渡辺皓太、さらに天野純が次々と接触プレーで倒されるもノーファウル。それでも混戦の中から、渡辺が倒れながらも後方にボールを残した。
そこに宮市がいた。ペナルティーエリアの角、左45度の位置でボールを受けると、足裏でコントロールした後に右足を鋭く振り抜き、威力抜群にして鮮やかなコントロールショットを逆サイドネットへ突き刺した。
2022年夏に右ひざ前十字靭帯断裂の重症を負った宮市は、長いリハビリを経て2023年5月に復帰し、翌6月に復帰後初ゴールを奪った。今季はここまでノーゴールだったが、今季出場15試合目で待望の今季初ゴールとなった。