■森保一監督も久保とのコンビに「相手にとって圧力となる」と期待
3日の千葉県内の練習時には久保と並んで2シャドウに入ったり、上田綺世(フェイエノールト)の背後でトップ下でプレーする場面も見られた。特に久保とのコンビについて指揮官は「2人とも攻撃のアイディアを非常に多く持っていると思いますので、もし2人が組んだ場合はより日本の攻撃をけん引してもらい、相手にとって圧力になる攻撃を見せてくれればなと思っています」と期待を口にした。その言葉通り、よりゴール前の鋭さが発揮されるようになれば理想的だ。
「サッカー選手は結局のところ能力。サッカーでどれだけ見せられるか。毎日、どれだけ自分に厳しく取り組めるか、ブレずにやり続けられるかが大事だと思います。試合に出ることが大事だし、それを地道に続けることで評価も必ず上がってくる」と昨夏のデンマーク移籍前に鈴木唯人は鋭い目力を見せつつ、こう語気を強めていた。
その言葉通りの1年間を過ごした今、どこまで実力を引き上げることができたのか。今回のミャンマー戦が最初の試金石になるのは間違いないだろう。
(取材・文/元川悦子)