■空の移動で「アクシデント」発生
ただし、予定外のことが起こったときには、やはり「言葉がしゃべれないと不便だな」と思うことはあります。
マレーシアから帰国便に乗ったら、なんでも扉に不具合があったとかで、インドネシア領カリマンタン島の空港に降りてしまったということがありました(そのときは、数時間後に不具合が直ったので、そのまま日本に帰って来ることができました)。
ボリビアの事実上の首都ラパスから、チリの首都サンティアゴ・デ・チレに向かっていたはずのルフトハンザ機が、霧のためにチリ最北部のアントファガスタに降りて1泊させられたこともありますし、アルゼンチンの首都ブエノスアイレスからスペインのマドリードに向かう飛行機が故障して、ブエノスアイレスで1泊させられたこともあります。
中国の空港(とくに国内線)の名物がゲートチェンジ(搭乗口の変更)です。
指定された搭乗口の前で待っていると、突然、アナウンスがあって、「〇〇行き××航空▽▽便の搭乗口は□□番に変更になりました」と言われるのです。で、新しい搭乗口で待っていると、再び、◆◆番に変更」と言われることもあります(たいていは英語のアナウンスもありますが、稀に中国語だけということもあります)。
ですから、最後まで案内板にも、アナウンスにも気をつけていないといけません。
もっとも、現地の中国人旅行客も右往左往していますから、これは僕の聞き取り能力が悪いからではなく、空港のサービスの問題であることは間違いありません。ある意味、不安であれば周囲の乗客の様子を観察して入ればいいのかもしれません。