現地時間5月25日、スペイン1部ラ・リーガ最終節が行われ、6位のレアル・ソシエダはホームで4位のアトレティコ・マドリーと対戦した。0-2で敗れる結果となった中、日本代表MF久保建英と相手守護神GKヤン・オブラクの対決シーンが脚光を浴びた。
前節のベティス戦では出番のなかった久保だが、この日4-3-3の右ウイングとして2試合ぶりのスタメン出場を果たした。すると前半7分、早速前線でボールを受け、対峙した守備のスペシャリストとして鳴らした元スペイン代表DFセサル・アスピリクエタを抜き去ってチャンスメイクするなど存在感を見せる。
迎えた後半16分だった。相手スローインを奪い、右サイドサイドの低い位置でボールを持った久保は、そのまま相手DF数人を引き連れながら、高速かつリズミカルなドリブルで前進。そのまま中央へ切れ込み、ペナルティーエリア手前から強烈な左足シュートを放った。
ドリブルからシュートまで流れるような動きで、シュートの勢い、コースも完璧だったが、そこに立ちはだかったのが、相手GKオブラクだった。過去にラ・リーガ史上初となる4シーズン連続での最優秀GKにも選ばれた実績を持つスロベニア代表の31歳は、恐ろしいほどの反射神経で久保の鋭いシュートに反応し、右手1本で枠外に弾き出したのだ。