後藤健生の「蹴球放浪記」第214回【U‐23日本代表の試合ついでに「若戸大橋」見学と「角打ち」挑戦の巻】(1) 広島と優勝争いを繰り広げたJSL強豪のあった街への画像
「東洋一」の若戸大橋の威容。提供/後藤健生

 蹴球放浪家・後藤健生は、世界をめぐる。その「世界」にはもちろん、日本も含まれている。灯台下暗し、とも言う。日本には、まだまだ学ぶべきことが多く残っているのだ。U-23日本代表の試合前、「ダブルヘッダー」を試みた!

■「まだ行ったことのない」国内の県

 2020年に新型コロナウイルス感染症によるパンデミックが発生してから「海外放浪」の機会がめっきり減ってしまいました。

 去年は8月に女子ワールドカップでニュージーランド、11月にU-17ワールドカップでインドネシアを訪れましたが、今年のアジアカップは諸事情あって行くことができなかったので、2024年に入ってからはまだ海外に行っていません。

 その代わり、2020年以来、国内旅行を楽しんでいます。

 もちろん、それまでも国内各地に行ってはいました。ただし、どちらかというと試合を見てそのまま帰ってきてしまうことが多かったのですが、海外旅行に行けない分、国内観光を楽しむようになったのです。

 島根県の松江では一畑電車に乗ったり、出雲大社を参拝したり、出雲のワインを堪能したりしましたし、兵庫県明石市では日本標準時子午線を見学しました。いずれも「蹴球放浪記」でも取り上げました。

 僕はこれまで89か国を訪問したことはあるのですが、実は、日本国内ではまだ行ったことがない県が6県もあるのです。まずは、全都道府県制覇を目指すことにしましょう。

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