「これは普通に無く」引退した長谷部誠の親子の絆にファン涙!「父親の顔ですね」「背中のネームがPAPA」などの声の画像
ラストマッチ後、長谷部誠と子どもたちの美しい時間があった 撮影:中地拓也

 ドイツ1部フランクフルトが、元サッカー日本代表キャプテン長谷部誠の現役ラストマッチ後の写真をあらためて公開した。選手ではなく父に戻った長谷部と、その父への愛情を示す愛娘の様子に、SNSでは感動が広がっている。

 ついに、この時が来た。日本のみならず、ドイツサッカー界においても広く尊敬を集める偉大な選手、長谷部がスパイクを脱いだ。

 2年前、30代後半の選手としては異例と言える5年間の契約延長を決めた。すでにその際、最後の数年は選手以外の形でクラブに貢献する可能性が示唆されていた。

 そして先日、長谷部が今季限りでの引退を正式に表明した。あらゆる選手に訪れる引退ではあるが、多くの人が感慨深く、その決断を受け止めた。

 もちろん、最も感慨深いのは長谷部本人だろう。その様子が、現役生活最後のゲームの後に表れていた。

 現地時間5月18日のRBライプツィヒとのブンデスリーガ最終節、後半アディショナルタイムに交代出場した長谷部は、ゲームと自身の選手生活の終わりを告げる笛を聞いた。試合後には、まだ幼い長女と長男とともにピッチを歩き、美しい思い出とともにラストマッチを締めくくった。

 その際の4枚の写真を、クラブがSNSに投稿した。長女は赤いユニフォームを着て、長谷部のもとへと走り寄る。その愛娘を抱き寄せ、ほほに口を寄せる長谷部の目は赤かった。

 まだ小さい長男は、黒いユニフォームを着て、長谷部に抱き着いている。背番号は、もちろん2人とも父がフランクフルトで背負ってきた「20」。ただし、長男のユニフォームには「HASEBE」と名前がプリントされているのに対して、長女のものには「PAPA」と記されていた。

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