現地時間5月12日に行われたオランダ1部エールディビジ第33節で、フェイエノールトが3-2NECナイメヘンに勝利した。日本人対決にも注目が集まった試合で、NECの20歳MF佐野航大が決めた右足ミドル弾に称賛の声が寄せられている。
昨年8月にNECに加わった若手有望株の佐野は、今年の1月から定位置を掴み、この日も4-2-3-1の左サイドハーフでスタメン出場した。フェイエノールトの日本代表FW上田綺世もスタメン出場した中、佐野が後半開始直後の2分に輝きを放った。
中盤で味方がボールを奪ってのカウンター攻撃。左サイドを駆け上がった佐野は、ペナルティエリアの左角でパスを受けた。目の前にはDFが1枚、その後方には素早く帰陣した相手DFラインが勢揃いしていた。その状況下で佐野は、細かいステップから右足アウトサイドでのタッチでシュートコースを作ると、間髪入れずに右足を一閃。左45度から鮮やかな低空ミドルシュートをゴール右隅に突き刺した。
佐野はこれが今季リーグ戦3得点目(公式戦4得点目)。ホームスタンドが大声援に包まれた中、渾身のガッツポーズを披露した。