長谷部誠「最終節での出場」は前半次第
後半に入っても、フランクフルトが主導権を握り続ける。50分、元ドイツ代表であるマリオ・ゲッツェの芸術的なループパスのこぼれ球に反応した、21歳の新鋭ファレス・チャイビの右ボレーシュートは、板倉の身を挺したブロックに阻まれる。そして、得点は動かずに、そのままタイムアップ。
結局、長谷部がピッチに現れたのは、練習時のみ。日本人対決はかなわなかった。
「フランクフルトは、今季のブンデスリーガで現在6位。このボルシアMG戦に勝てば、来季のUEFAヨーロッパリーグ(EL)出場権が得られたんです。出場権は、ホームでの最終節ライプツィヒ戦に持ち越されました。そのため、引退が決まっているキャプテンのセバスティアン・ローデと長谷部の最終節の出場は、前半のうちに大きな点差がつくなどしない限り、微妙になりましたね」(フランクフルト関係者)
日本代表を爽やかな笑顔と確かなキャプテンシーで牽引した長谷部誠。最終節での40歳イケメンの出場を、日本国民は“心を整え”ながら待っている。