サッカー日本代表の南野拓実の見事にコントロールされたゴラッソ弾に称賛の声が鳴り止まない。
現地時間5月4日、フランス1部リーグ・アン第32節が行われ、ASモナコがホームでクレルモンに4−1の快勝を収めた。そのすべてのゴールに関与したのが背番号18の南野であり、何より先制点となった狙い澄ましたミドル弾が、芸術性に優れた圧巻のゴールだった。
この日、南野は4−4−2の左サイドハーフとしてスタメン出場した。立ち上がりは1部残留へ向けて負けられない最下位クレルモンが積極果敢に仕掛けるも、この流れを南野が“ひと振り”で断ち切る。前半16分、DFステファン・シンゴが後方から浮き球の縦パスを入れるも相手DFが頭でクリア。このボールがボックス外、ペナルティアーク左にいた南野の足元へ転がった。
ここからが魅せ場。フリーとなっていた南野は、左足ワンタッチで完璧な場所にボールを止めると、流れるような動きから右足インフロントでコントロールショット。ボールは美しい弧を描きながらゴール右上隅に勢い良く、吸い込まれるように突き刺さった。ゴール後は“ドヤ顔”披露から笑みを浮かべた南野。GKが一歩も動けない完璧なシュートだった。