ドイツ1部のボルシア・メンヒェングラートバッハが、所属するU-20日本代表FWがクラブの歴史に名を刻んだ瞬間をSNSで公開した。その様子に、ドイツのみならず日本のファンも称賛を送っている。
サッカーの世界において、日本の若手の能力は見逃せないものがある。近年では若くしてヨーロッパへと招かれる選手も増えており、チェイス・アンリらJリーグを経ることなく10代で海を渡る選手も出てきた。
U-20日本代表FW福田師王も、そうしたひとりだ。鹿児島県の神村学園高校で1年時から活躍すると、昨年1月にはドイツの名門、ボルシア・メンヒェングラートバッハからの誘いを受け、加入を決めた。
すぐさまトップチームに加わることはなかったが、セカンドチームなどで結果を残し続けた。すると今年1月にはトップチームへの昇格を勝ち取り、1月27日のレバークーゼン戦でブンデスリーガデビューを果たした。
このプロデビューだけでも大きなご褒美だったが、さらなる栄誉が与えられた。その名がクラブの一部になったのだ。
ボルシアMGでは、アカデミーなど育成機関からトップチームへと昇格し、プロデビューを飾った選手を称える儀式がある。その選手のユニフォームが、ホームスタジアムであるボルシアパーク内に飾られるのだ。
福田も、そうした歴史に名を連ねることになった。クラブの124年間の歴史で、これまで30人しかいなかった先達に続き、31番目の選手としてユニフォームが飾られたのだ。
クラブはその様子をSNSで公開した。福田自身が壁に掲げるユニフォームには、背番号49と自身の名、そしてその下には、プロデビューの日付と対戦相手が記されている。