■引き分けには持ち込めたが…
新潟に押されている。
味の素スタジアムにやって来た1万7000人の観客のうち、新潟のファンは6000人以上でオレンジ色が目立つ。
「ダメか」という雰囲気がスタジアムを支配し始めていた。
ロスタイムの「6分」という掲示が用意されたころ、翁長聖の同点ゴールが生まれた。
ああ「聖の日か」と、つい思ってしまった。
東京Vは追いついて引き分けることができたが、欲しかった勝点3はまだやって来ない。
4戦して、2分2敗。
東京Vの城福浩監督は「結果的に同点に追いつけたという意味では、今までの勝点1とは趣が違う」と語った。
でも、やっぱり、東京Vが欲しいのは、まず1勝だ。