J1川崎フロンターレから移籍した山根視来が、新天地となるアメリカ・ロサンゼルスに到着した。完璧ではないものの日本語グッズで迎えられるなど、早くも現地のファンから歓迎された。
昨年12月に30歳になった山根が、大きな決断を下した。4シーズンプレーして大きな飛躍を遂げたクラブである川崎を離れ、アメリカMLSのロサンゼルス・ギャラクシーに移籍することを決めたのだ。
2016年にプロキャリアを歩み始めた湘南ベルマーレでは、J2でのプレーも経験した。当時のポジションは、3バックの一角だった。
川崎に加わると、右サイドバックへとポジションを変えた。その攻撃的なプレーでチームに不可欠な存在となり、リーグ制覇にも大きく貢献。日本代表にも選出され、カタール・ワールドカップにも出場した。
湘南を離れる際に「日本代表に必ずなる」と決意していたと明かした山根だが、今回の移籍にも「自分にとってより厳しいところでチャレンジしてみたい」という強い思いがあったという。緊張を伴う移籍となったわけだ。
その山根が1月24日、新天地となるアメリカに到着した。山根が望んだ「生活や文化、言語、サッカーのスタイル、日本とは何もかもが違う」地だったが、早くも温かい歓迎を受けた。
LAギャラクシーがクラブのSNSで、空港に到着した山根を紹介した。ロサンゼルスの空港で待ち受けていたのは、クラブのサポーター。クラブのマフラーと、特製Tシャツを手渡されていた。
Tシャツが手作りであることは、容易に察せられた。カタカナでサポータークラブの名が「アウトローズ」とカタカナで記されているのだが、縦書きされた名前で「ー」だけが転んだままだったのだ。