「試合ごとにどんどん良くなっている」元J1札幌MF金子拓郎の2アシストに、クロアチア現地ファンも賛辞!「本当にリーグの新鮮力」「興味深い選手になった」の声の画像
金子拓郎が期限付き移籍先で存在感を高めている 撮影:中地拓也

 クロアチアリーグ1部でプレーするディナモ・ザグレブMF金子拓郎が、現地時間12月4日に行われたリーグ戦で2アシストを記録した。加入から半年でチームになじんできた姿に、現地ファンも称賛の声を寄せている。

 日本大学在学中にも特別指定選手としてJリーグでプレーしていた金子は、2020年に北海道コンサドーレ札幌に正式に加入。そのルーキーイヤーからリーグ戦31試合に出場していた。

 その後も順調に札幌でキャリアを重ね、今シーズンのJ1では第21節までに21試合に出場し、キャリアハイとなる8ゴールを決めていた。

 こうした活躍ぶりは、国外のクラブの目も引きつけずにはおかず、クロアチアの名門であるD・ザグレブからのオファーを勝ち取った。7月には期限付き移籍で、同クラブへと加わった。

 9月にはカップ戦でゴールを決めたものの、それまでにはメンバーを外れることもあった。だが、10月下旬には国内リーグで初ゴールを決め、先発に返り咲き。ヨーロッパ・カンファレンスリーグでも得点するなど、存在感を増していた。

 金子には、新天地になじむ時間が必要だったようだ。その事実を証明するように、現地時間12月4日に行われたクロアチアリーグ第17節のスラベン・ベルポ戦では2アシストを決めている。

 右ウィングとして先発した金子は前半19分、ボックス内から左足シュートでゴール隅を突く。相手GKの好セーブに阻まれたものの、期待を抱かせるプレーだった。

 するとその2分後、左サイドからの大きな展開で、ゴールへ導く役割を果たす。ボックス右でボールを受けると、状況をよく確認して左足でクロス。ゴール正面のブルーノ・ペトコビッチにピタリと合わせて先制点をアシストした。

 1点リードのまま迎えた終盤には、力強さと技術を披露する。ゴール右でロングボールを正確に止めると、寄せてきたDFをハンドオフで弾き飛ばしながらあっさりかわす。今度は右足でファーサイドへ送り、追加点をおぜん立て。チームは2-0で勝利した。

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