J3のFC琉球が、反対の声が上がっていた新エンブレムなどについて、ファンの声を聞き入れた。新たに提示されたエンブレムとクラブの姿勢には、評価する声が上がっている。
琉球は10月下旬、創設20周年を機に、エンブレムなどをアップデートすると発表していた。新たなエンブレムやシンボルマークは、沖縄の象徴であるシーサーをモチーフとしながらも、従来よりも随分とシンプルになったものへと変更されていた。
クラブは「グローバルでも通用する沖縄というブランドプラットフォームの下、サッカーの垣根を越えてブランドを展開」と意気込みを表明していたが、SNSでの発表には多くの批判の声が上がっていた。多くは現行のエンブレムの使用継続を願うものだった。
こうした反応を受け、クラブは迅速に対応した。11月9日には、「2024シーズン使用プロパティの一部見直し及びリブランディングプロジェクト再始動について」として、現行エンブレムの使用継続を発表したのだ。
ただし、エンブレムは現行と新たに発表されたものの「折衷案」となる。これまではクラブカラーとして深いベンガラが使われていたが、より明るい赤に近いものになった。