「懐かしすぎる!!」ちょうど31年前のアジア杯でのカズの「足に魂を込めた」伝説ゴールに再脚光!「この時のKazuが一番好き」「とっても嬉しそうで楽しそう」の声の画像
今季も現役としてプレーを続ける元日本代表の三浦知良 撮影:中地拓也

 AFCアジアカップ公式エックス(旧ツイッター)が11月3日、31年前の“伝説のゴール”の動画を公開。オールドファンの記憶を呼び覚まし、反響を呼んでいる。

 日本が2大会連続2回目の出場で初めてフル編成のA代表で参加したのが、1992年の日本(広島)開催の第10回大会だった。ハンス・オフト監督に率いられた日本代表は、グループリーグを1勝2分の1位で勝ち抜くと、準決勝で中国と対戦して福田正博、北澤豪、中山雅史の得点で3-2の勝利。決勝では高木琢也のゴールでサウジアラビアを1−0で下した。全5試合、いずれも1点差以内の激戦だったが、特に劇的だったのがグループリーグ最終戦のイラン戦だった。

 2戦連続ドローの日本は、グループリーグ突破には勝利が条件だったが、引き分け以上で突破が決まるイランの守備に攻めあぐねる。試合は残り10分を迎えても0-0のまま。だが、ここから日本が総攻撃に出る。そして後半40分、DF井原正巳のアウトサイドでのパスがDFラインの間を抜け、そこに反応したカズことFW三浦知良が、ワントラップ後に豪快に右足を振り抜いてゴールネットに突き刺した。

 ゴール後は大歓声のスタンドへ向けて渾身のカズダンス。そして試合後もカズが大興奮のまま「魂込めました、足に」と語ったこの劇的な決勝ゴールは、間違いなく、幾度かある日本のサッカー史のターニングポイントのひとつだ。

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