画像・写真:「プロ1年目」大学生ルーキーが「下を向いている暇もない」と悔しさを噛みしめた、「神奈川ダービー」終了間際の日本代表DF20歳の「感情爆発」豪快ヘッド【川崎フロンターレvs横浜F・マリノス】PHOTOギャラリー 原壮史 J1 横浜F・マリノス 川崎フロンターレ Jリーグ 2025.04.11 首位に肉薄しながらも離脱者が増えてしまっている川崎と、ここまで勝利が1つしかないマリノス。互いに苦しい状況で迎えた神奈川ダービーは、両者ともにアクシデントで幕を開けることになった。川崎はスタメンに名を連ねていた宮城天がウォーミングアップ中に負傷してしまい、急きょマルシーニョ(写真左)がスタメンとしてプレーすることに。一方のマリノスは、センターバックのジェイソン・キニョーネスが4分で負傷交代となってしまった。(20250409)撮影/原壮史(Sony α1使用) そんなイレギュラーをモノにしたのは川崎だった。7分、伊藤達哉のインターセプトから左サイドのマルシーニョに展開すると、勢いよくエリア内へ送ったボールは相手に当たって大関友翔(写真)の足元へ。J1初先発だった背番号16のJ1初ゴールが生まれ、川崎が先制した。(20250409)撮影/原壮史(Sony α1使用) しかし、川崎がそのままの勢いで圧倒する展開にはならず。マリノスがボールを握り、川崎が構える、という時間が続く。すると41分、右サイドからドリブルで切り込んだヤン・マテウスがエリア外からグラウンダーのシュートを放つと、ボールは縦に並ぶ形となったディフェンダーの股下を抜けてゴールへ。1-1で後半に突入することになった。(20250409)撮影/原壮史(Sony α1使用) 後半は川崎がボールを持つ時間を増やし、マリノスを押し込んでチャンスを作る構図。なかなかゴールを奪うことができなかったが、67分、セサル・アイダル(写真)のロングシュートが低弾道で決まり、2-1に。(20250409)撮影/原壮史(Sony α1使用) そのまま試合が終わるかと思われたが、89分、宮市亮のクロスを植中朝日が下がりながらオーバーヘッド気味に合わせると、ボールはゴール前へ。天野純(写真右)がそれをボレーで合わせてゴールを奪い、マリノスが土壇場で2-2に追いついた。(20250409)撮影/原壮史(Sony α1使用) これで引き分けかと思いきや、アディショナルタイムに突入して両者ともにギアをさらに上げた試合は、さらに動くことになった。90+2分、マリノスの左サイドからの攻撃を川崎が止めかけたものの、山根陸が粘って再び攻守が入れ替わると、中に入れたボールを植中が粘り、最後はヤン・マテウス(写真)が詰めてゴール。2-3と逆転した。(20250409)撮影/原壮史(Sony α1使用) しかし、それでも試合は終わらなかった。90+10分、右からのコーナーキックをサッカー日本代表の未来を担うDF、20歳の高井幸大(右から2番目)がヘディングで合わせ、3-3に。(20250409)撮影/原壮史(Sony α1使用) 追いついた川崎は最後の最後まで猛攻を続けたが、これ以上スコアは動かず。終盤に3ゴールが生まれた白熱の試合は、引き分けで幕を閉じた。(20250409)撮影/原壮史(Sony α1使用) タイムアップの笛が響くと、2戦連続でスタメンに選ばれた大学在学中のプロ1年目・諏訪間幸誠は悔しさを露わに。3-3となった場面では高井についていたものの、駆け引きで振られると、間に神田奏真が入ったことで高井と分断されてしまい、フリーでジャンプされて高い打点のヘディングシュートを許した。「あそこはやられてはいけない。改善しないといけない」と悔しさを噛み締めたマリノス期待の大型ルーキーは、それでも「下を向いている暇もない」と、中2日でやってくる次の試合へプロらしく前を向いた。(20250409)撮影/原壮史(Sony α1使用) 関連記事 「上手くなりすぎてないか」元日本代表DFのポーランドで「無双」ぶりに驚き広がる!「ヤバくない!?」「代表復帰見てみたいな!」などの声 写真の記事へ戻る