
7月18日、川崎フロンターレがヴィッセル神戸戦(22日・ノエスタ)に向けての練習を公開した。
立っているだけで汗が流れるほどの猛暑の中でこの日の練習が行われた。夏季期間は練習時間を早めてはいるものの、この日は神奈川県内への熱中症警戒アラートが発表されるほどの暑さということで、練習も通常よりコンパクトに。さらに、公開練習後のファンサービスを中止する措置も取られた。
それでも見学に駆け付けたサポーターを、さらに熱くする出来事があった。FWレアンドロ・ダミアンがこの日、完全合流したのだ。6月21日のトレーニング中に負傷したというダミアンは、当初の診断通りの4週間程度の離脱でチームに戻ってきたことに。
背番号9はミニゲームも含めたすべてのメニューをこなし、ミニゲームシュート練習ではさまざまな得点パターンを披露。試合出場への想いを聞くと「気持ちはかなりあります」と意欲が十分であることを示し、「首位(チーム)から首位(チーム)と続くんですけど、またビッグゲームになるかなと思います」と展開を見据えていた。
今シーズン、川崎は長期離脱の怪我人が多く出ている。ダミアン自らそう切り出すと、「その怪我から復帰した選手がより力をチームに加えることができる」と眼光を鋭くした。さらに、ビッグマッチで大事なものを問われると、「集中力」と即答したうえで、「横浜F・マリノス戦でも、最後まであきらめずに戦ったことで結果につながった」と続けた。