
7月9日、J2リーグ戦としてFC町田ゼルビアと東京ヴェルディの試合が行われた。同じく東京を本拠地とする対戦は特別尽くしの中で行われた。
この試合が行われたのは、国立競技場。ホームチームの町田は通常、町田GIONスタジアムで試合を行うが、この試合をあえて日本のスポーツの新たな聖地で行った。もちろん、J2リーグとしては初めての舞台であり、開催前から大きな注目を集めた。
試合前には集客具合を不安視する声もあったものの、この日駆け付けた観客数は3万8千人超え。2部リーグとは思えぬ大観衆の中で、両チームの選手が戦ったのだ。
そんな大一番に、チームも気合が入っていた。この日のために、さまざまな演出を用意。特に目玉は炎の演出で、ピッチ周囲をグルリと囲むように火柱が立つセットが用意された。さらに、メインスタンド側には巨大な火柱を発たせる特殊な装置も置かれ、選手紹介や入場時などに大きな炎を噴出したのだ。
そして、選手入場時には小さな火の粉が噴き出す“道”を用意し、観客の視線を見事に釘付けにしてみせた。