スペイン1部のソシエダが、SNSを更新した。動画で明らかにされたマスコットのサッカーのレベルの高さに、驚きの声が広がっている。
Jリーグのマスコットは、世界的に見てもかなりレベルが高いと言えるだろう。非常にデザインのレベルが高く、愛らしい姿で漫画の主人公になったマスコットもいる。グッズ化されれば選手に負けない人気を誇るキャラクターもいるほどだ。
ただし、世界に目を転じれば、また違うポイントでレベルの高さを感じさせるマスコットたちがいる。ポルトガルの名門ベンフィカの試合では、ロゴにも描かれているワシが、実際にスタジアム内を飛び回る。大迫勇也もプレーしたケルンのマスコットは、ヤギの「へネス」。代々その名を引き継いだヤギが、やはりスタジアムに登場する。
国によって志向は違う。州や都市ごとに性格が大きく異なるスペインに至っては、クラブによってデザインはさまざまだ。動物をモチーフにしたものもあれば、手足の生えたハチ、さらには何から発想を得たのか想像もつかないキャラクターも多い。
そうした群雄割拠のスペインで、実力をアピールするキャラクターが出てきた。久保建英がプレーするソシエダのマスコット、チュルディンくんだ。
モチーフは、クラブのロゴにもあるサッカーボール。だが、ロゴとは違い手足があり、自由自在に動きまわる。
さらには、自分もボールながら、サッカーボールの扱いも得意とする。クラブのツイッター公式アカウントで、驚きの「実態」が明らかにされたのだ。
動画に映し出されているのは、おそらく試合前のスタジアムだ。大音量で音楽が流れる中、ソシエダと対戦相手と思われる選手たちが体を動かしている。
そこに不自然な姿が紛れ込んでいる。チュルディンくんである。
ただし、混ざり方は極めて自然だ。選手たちとリフティングをしているのだが、しっかりと地面に落とすことなくボールを蹴っている。
むしろ、キックミスをしたのは選手の方だ。チュルディンくんの後方へとボールが飛んだのだが、ここでマスコットは想像を超えるプレーを選択。何と、まったくボールを見ないまま体の後ろでボールをヒット。見事にかかとでボールを蹴っているのだ。