■福井「Jリーグでもっと試合に出れるように力をつけてからでも良いのでは」

 福井は、クラブを通じて以下のコメントを発表している。

「FCバイエルン・ミュンヘンに移籍することになりました。

Jリーグで実績のない僕がセカンドとはいえいきなりドイツ王者に移籍して結果を出せるのか、慣れない環境で一人で闘っていけるのか、Jリーグでもっと試合に出れるように力をつけてからでも良いのではないか、本当に最後の最後まで悩みました。

プロにさせてもらったサガン鳥栖でタイトル獲得に貢献しますと宣言したばかりなのにこのような決断を下したのは、U-19日本代表で世界を体感し「このままではだめだ、世界から置いていかれる」と強く感じたことが全てでした。決してサガン鳥栖やJリーグでは成長しないということではなくサガン鳥栖しか知らない僕が子どものころからの夢であるW杯で優勝するために現状に甘んじることなくさらに成長するための決断です。

まだまだ未熟者の僕ですが小学生の頃から10年間ここまで育ててくれたサガン鳥栖にはとても感謝しています。新たな環境で成長し恩返しできるよう努力します。そして今よりさらに成長した姿をサガン鳥栖や日本のファン・サポーターの皆様に見てもらい日本をW杯で優勝させ、いずれはサガン鳥栖で自分が中心となりタイトル獲得に貢献します。

チームは変わってもサガン鳥栖は自分自身の心の中にあります。これから先もずっと、僕は変わらずサガン鳥栖が大好きです。強い覚悟を持って移籍します。シーズンも残りわずかですが、サガン鳥栖でのプレーを悔いのないものにしますのでこれまで以上の応援をよろしくお願いします!」

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