■9月17日/トルコ1部リーグ第7節 アンタルヤスポル 0ー3 アダナ・デミルスポル
9月8日にトルコ移籍が発表されたサッカー元日本代表・中島翔哉が、ホームで行われたアダナ・デミルスポル戦に途中出場した。しかし、ピッチでプレーできた時間は1分もなかった。
9月11日の試合で新天地デビューを果たした中島は、この試合が2戦目。そしてホームデビュー戦だった。先発メンバーからは外れたものの、後半14分に途中出場。1点ビハインドの状況で、逆転へ向けての交代カードとして中島に白羽の矢が立った。
FWフサム・ガシャの代わりにピッチに入った中島は前線の左サイドへ。相手4バックの右CBと右SBがパス交換をする中で、元日本代表アタッカーはその動きに合わせてプレスをかけようとしていた。そして右SBが前線にロングボールを蹴ろうとした瞬間だ。中島はその足元にスライディング。ボールは前線へと飛んだものの、相手選手は倒れ込んでしまった。
主審はすぐにイエローカードを手にして走ってくると、相手選手に申し訳なさそうに話しかける中島にカードを提示する。ところが直後、VARによってオンフィールドレビューが実施される。中島のイエローカードが妥当ではないということで、一気に緊張が走る。そしてプレーを確認した主審はイエローカードを取り消し、中島にレッドカードを提示したのだ。ピッチに入ってから20秒も経たずにファーストプレーのみで退場処分となり、ピッチを去ることとなった。