【ラ・リーガ セルタvsマジョルカ 2022年3月6日(日本時間26:30キックオフ)】
久保建英は、定位置となっている右サイドのアタッカーではない形での起用となった。流れの中で変化はあるが、4-2-3-1のトップ下または5-3-2の2トップという位置でプレーすることになった。
このところ右サイドで好調なパフォーマンスを見せていた久保だが、右サイドバックのパブロ・マフェオとの関係は、マフェオがクロスを上げられるように久保が動く、というものだった。この配置転換によって、久保は犠牲となる動きをする必要はなくなり、より主体的なプレーが可能となる、というのが狙いの1つに含まれた配置だ。
ところが、このプランは機能せずに終わってしまった。久保までボールが届かないのだ。
ビルドアップに難があるチームや、トータルの戦力で相手に劣るチームは、そもそも中央でボールを持つことが難しい。中央を使う場合は360度をケアしなければならないが、サイドならば180度でよく、ボールを持つことがより容易だ。ボールを持ってプレーする機会自体は、サイドにいる方が圧倒的に多くなる。