ユベントスに所属するセルビア代表FWドゥシャン・ヴラホヴィッチがUEFAチャンピオンズリーグ(CL)デビュー戦で衝撃のゴールを決めた。
CLラウンド16・1stレグ、ビジャレアル対ユベントスが現地時間2月22日に行われた。試合は1−1のドローに終わった。
■CLデビュー
今冬の移籍市場でフィオレンティーナからユベントスに加入となったヴラホヴィッチはユベントス加入後セリエAで3試合に出場し、同クラブデビュー戦となったエラス・ヴェローナ戦でいきなりゴールを記録。そして今回のビジャレアル戦でスタメン出場を果たすと、CLデビューとなった。
■衝撃のデビュー弾
決勝トーナメント1回戦アウェイでの1stレグでセルビア代表FWが衝撃のゴールを決める。デビューからわずか32秒のことだった。ボールを受けたアルベルト・モレノが背後にいたアルノー・ダンジュマにスルーしボールを受け渡そうとしたが、連係ミスとなりダニーロがボールを奪う。ダニーロはロングフィードで最前線のヴラホヴィッチへパス。絶妙なタイミングで抜け出したヴラホヴィッチは胸トラップから右足のシュート。これがゴール左に決まった。
開始わずか32秒、デビューから32秒の衝撃ゴール。ユベントス日本語公式によると、ユベントスにおいてCLデビュー戦で決めた最速ゴールになったという。隙を見逃さなかったダニーロのボールもすばらしかった。そしてヴラホヴィッチのトラップからシュートまでの流れるような動きは、まさにストライカーそのもの。あの胸トラップがおさまったことにより、次の動きがスムーズに。トラップからシュートまでが速く、まさに完璧なゴールだった。
ヴラホヴィッチのゴールで幸先良く先制したユベントスだったが、66分に同点ゴールを許す。ビジャレアルMFエティエンヌ・カプエが左サイドでクロスを供給。その瞬間、ユベントスDFラインがエアポケットを作ってしまいダニエル・パレホがそのスペースに走り込み、最後はダイレクトで合わせてゴールネットを揺らした。
ビジャレアルが後半のゴールでドローに持ち込み、ユベントスがアウェイでの1stレグでの勝利を逃した。はたして、ユベントスは決勝トーナメント1回戦を突破することができるのだろうか。