■4月17日/明治安田生命J2第10節 横浜FC 1ー2 ベガルタ仙台(ニッパツ)
前半、氣田亮真の得点で先制したものの、後半、小川航基の2ゴールで逆転負けを喫したベガルタ仙台。後半は判定へのいら立ちや交代カードで流れを手繰り寄せられなかったことで、リズムを失ったまま勝ち越す強さを持つことができなかった。
しかし、この日の仙台の大きな敗因は前半にあったといえる。試合の立ち上がりこそ横浜FCが前への気持ちを見せたが、その後、徐々に仙台ペースになる。そして、次々と好機を迎える。6分、中盤でボールを奪い裏へのスルーパスにFW富樫敬真が反応。体を倒しながらも右足シュートを放ったが、ここはGKスベンド・ブローダーセンにセーブされる。
18分にやはり中盤でボールを奪い、氣田亮真が先制。その直後の20分には、右サイドでの連携から前線までボールを運ぶと、氣田が右サイドから丁寧なグラウンダーのクロス。これを皆川佑介がスルーして後ろから走り込んだ富樫がシュートを放つも、丁寧さが勝って相手GKがセーブされる。
24分には氣田と名倉巧が中盤でボールを保持すると、それを持ち出した中島元彦が遠目からロングシュート。ボランチで先発したが、本来のポジションであるFWの嗅覚を見せつけたシーンだった。
そして最大の決定機は36分だった。右サイドを再び崩すと、名倉がペナルティエリア内でフリーでシュート。しかし、これは枠をとらえられず、名倉は頭を抱えて崩れてしまった。