■『ヘタフェの状況』
ヘタフェはここまで20試合で17ゴールしか記録できていない。前節のアラベス戦では3-4-2-1で攻撃の活性化を図ったが、ボールはピッチを大きく行ったり来たりするだけだった。失敗を悟ったホセ・ボルダラス監督は久保とカルレス・アレニャの2シャドーを下げ、残留を争う相手に差を詰められないことを選ぶと、そのままスコアレスドローで試合を終えた。
今節は、中盤のマウロ・アランバリが累積警告で出場停止だ。アランバリは、出場不可能な試合を除き、ヘタフェに加入してからの4年間で常に先発起用され続けてきたボルダラスサッカーのキープレイヤーだ。アラベス戦で2シャドーの後方でサポート役を担っていたアランバリが不在であること、そして強豪相手であることから、現地ではアンヘル・ディアスとハイメ・マタの2トップに変更されることも予想されている。
一方で、センターバックのレギュラーであるジェネが出場停止から戻ってくる。控えでは背番号10のエネス・ウナルとディフェンダーのチェマが復帰できそうだ。