10月14日に行われたルヴァンカップ3回戦。横浜F・マリノスが清水エスパルスに2-1の逆転勝利を収めて4回戦へと駒を進めた。
この白熱のピッチで一際まばゆい輝きを放ったのが、日本代表帰りとなるFW谷村海那だ。彼が沈めた“レベルが高すぎる技ありゴール”が、サポーターの度肝を抜いている。
■JFLから日の丸へ這い上がった28歳の苦労人ストライカー
花巻東高校から国士舘大学を経て、2020年に当時JFLだったいわきFCへ加入。そこからクラブとともにJ3、J2と泥臭く這い上がり、2025年夏のJ1個人昇格と同時にゴールを量産しはじめた谷村。
ついには28歳にして日本代表の切符をつかみ取り、今年9月末から10月にかけての国内4連戦(ベネズエラ戦、エクアドル戦など)に出場。瞬く間に全国区の知名度を得た遅咲きのストライカーである。
■「あかんうますぎる」閃きと技術が直結した芸術的コントロールショット
その谷村にとって“代表帰り”の公式戦3試合目となったこの日。0-0の後半開始からピッチに立つと、1点を追う展開となった後半27分に魅せた。
左サイドでボールを受けたオナイウ情滋が、相手DFを切り裂くように強引なドリブルで中へ。それに呼応してボックス内へ侵入した谷村の足元に、鋭い縦パスが入る。
ボールを受ける直前、すでに首を振って周囲の状況をスキャンしていた背番号9の閃きが炸裂した。右足のヒールで、真横にいた二田理央へ絶妙なダイレクトパス。自らはそのパスを追い越すように前線へ回り込み、二田からのリターンを受けると、最後は右足のインフロントで引っ掛けるようにしてゴール右隅へ。
力任せではなく、研ぎ澄まされた技術と完璧なコース狙いでGKを無力化する、美しすぎる同点弾だった。




























