歴戦のサッカージャーナリストにして“蹴球放浪家”の後藤健生にとっても、今回のスケジュールは極めて新鮮な体験だった。FIFAのカレンダー改定により実現した、9月〜10月にまたがる日本代表の「国内4連戦」。戦術面での恩恵や過酷なコンディションへの懸念を抱きつつ、この異例の試みは思わぬ副産物をもたらした。普段はゆっくり訪れる機会のない、国内開催地でのディープな街歩きや食の探求だ。まずは杜の都・仙台から、新たな蹴球放浪の旅が幕を開ける。【第1回/全2回】
■「もっと早くこうしてくれれば…」代表4連戦がもたらした戦術的恩恵
9月24日のウルグアイ戦から日本代表の4連戦が行われました。
FIFAがインターナショナルマッチ・ウィークを見直し、従来、9月と10月に行われていた代表の活動を統合。そのため、日本代表は集合してから約2週間にわたって活動し、その間にウルグアイ、ベネズエラ、エクアドル、ニュージーランドの4か国と対戦したのです。
代表チームとして長く一緒に活動できるため、従来のような短期間の活動と比べて戦術的な落とし込みもできますし、また、4試合あったおかげで31人も招集した選手をほぼ全員起用することもできました。
代表監督にとってはありがたい改正だったのではないでしょうか? 少なくとも、森保一監督としては「もっと早くこうしておいてくれればなぁ~」という気持ちだったんじゃないでしょうか。
しかも、ヨーロッパのクラブに所属している選手にとっては、9月、10月、11月と3度もヨーロッパと日本の間を往復するよりは2往復で済むのですから、負担も軽減されたわけです(今年の場合は、11月はヨーロッパとシンガポールの往復になりましたが)。















