サッカー日本代表の英国遠征は、世界ランク4位のイングランドを聖地ウェンブリーで撃破するという、歴史的な快挙とともに幕を閉じた。スコットランド、そしてイングランド。完全アウェイの地で連勝を飾った事実が、森保ジャパンにもたらした「自信と課題」は何か。いよいよ目前に迫ったワールドカップ本大会での躍進を見据え、日本サッカーの歴史を知り尽くすベテランジャーナリスト、大住良之と後藤健生が熱く激論を交わす!
■明らかに「ランクを上げた」選手たち
――選手たちにとって今回の遠征は、本大会メンバー入りへの生き残りの意味もあったと思います。そういう点で台頭した選手はいますか。
後藤「鈴木淳之介は明らかにランクを上げたよね」
大住「すでに、メンバー入りは順当な選手だったんじゃないの?」
後藤「そうだけど、さらにランクを上げたよ」
大住「相手によっては、鈴木淳之介が先発したほうがいい試合もあるかもしれない」
後藤「そうそう、今までは大会登録メンバーの26人には入るかなって感じだったけど、先発の11人に近づいてきている感じがあるよね」
大住「でも、同じポジションで2試合先発した伊藤洋輝も良かったよ」
後藤「コンディションがどこまで戻って、実際に90分間できるかどうかだね」
大住「バイエルンで試合に出始めているからね」
後藤「ただし、クラブでフル出場はしていないからね」
大住「とはいえ、バイエルンで試合に出るだけのものを持っているな、って感じはしたけどね」
後藤「そりゃあそうだよ。能力的には間違いないんだけど、本大会でコンディション的に90分間できるのか、何試合になるのか分からないけど連戦にどこまで耐えられるのか、という不安が、まだあるんじゃないですか」
大住「5人の交代枠の中で、DFをどこまで交代させられるかっていうのがあるよね。本来ならば、最終ラインの選手には、1試合通じてちゃんとプレーしてほしいところだけど。伊藤との交代で、やはり戦列に戻って日の浅い冨安健洋が出てくるっていう戦い方もあるかもしれないし」
後藤「それは良い考えだね」
























