22歳&20歳の日本人コンビで決勝ゴール! 佐野航大の華麗なターン&スルーパスから塩貝健人がニアサイドを打ち抜く!「W杯サプライズある」「メンバーに入れてほしい」の画像
22歳MF佐野航大&20歳FW塩貝健人の日本人ホットラインが開通した(写真はイメージです) 撮影/中地拓也

 現地12月7日、オランダ1部(エールディヴィジ)の第15節が行われ、NECナイメヘンが敵地でフォレンダムとの3−2のシーソーゲームを制した。決勝点を挙げたのは“佐野航大&塩貝健人”の日本人コンビだった。

 10月5日の第8節から4戦未勝利(3分け1敗)の苦しい時期を過ごすも、11月9日の第12節から3連勝をマークしたNEC。第13節には敵地に乗り込み、上位フェイエノールトとの試合を4−2と物にするなど、調子を上げてきた。フォレンダム戦では佐野がダブルボランチの一角に入り、小川航基もFWでスタメン出場した。

 試合は目の離せない展開となった。前半終了間際にPKを決められたNECは、後半開始早々に追い付き、後半29分に逆転。しかし、後半45分にセットプレーから同点ゴールを許して2−2となった。

 引き分けムードの漂う中、22歳と20歳の日本人コンビが輝きを放つ。相手GKのクリアボールに対する競り合いからこぼれたボールに佐野が反応し、ボールに触る前に首を振って状況を瞬時に判断。センターサークル内でバウンドしたボールを自身の背後に引っ掛けるようにしてコントールしながら自分もスムーズにターンし、一気に相手を抜き去った。そして前方、相手ボックス内へ丁寧にスルーパスを送った。

 走り込んだのは、後半20分から小川に代わって出場していた塩貝だった。パスを受けられるスペースを確保するようにして走り、ゴール右からニアサイドを打ち抜いてゴール。後半アディショナルタイム6分での劇的な勝ち越し弾となった。

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