
9月28日、J1リーグ第32節の4試合が行われ、横浜FCが1-0で湘南ベルマーレに勝利。その試合で、特別指定選手のMF細井響(21)が“自ら投げて自ら仕留める”センセーショナルなゴールを決めた。
ニッパツ三ツ沢球技場を舞台にしたJ1残留争いの渦中にあるチーム同士の直接対決。ホームの歓声を背に、立ち上がりから攻勢に出た横浜FCだったが、序盤のチャンスを決められず。0-0で迎えた前半32分だった。
敵陣右サイドからのスローイン。ここで“強肩自慢”の細井が、長い助走から矢のようなロングスローをボックス内に投げ込む。そこから敵味方入り乱れてのヘディング合戦になると、そのこぼれ球がバウンドしたところに、ロングスローを投げた後にゴール前に走り込んでいた細井が反応。そして、その勢いのままに強烈な左足ボレーを放ち、ゴール上部のネットに豪快に突き刺した。
現在、新潟医療福祉大4年生の細井。来季の横浜FC入団が内定している中、9月12日の第29節・FC町田ゼルビア戦でデビューを果たすと、自慢のロングスローでいきなりアシストをマーク。そこから4試合連続スタメンとなったこの日、今度はロングスローのこぼれ球を自ら叩き込む鮮烈なシュートでプロ初ゴールを決めた。